福永洋一、天才ジョッキーのこれが衝撃のレース
第66回秋の天皇賞。
1972年の秋、東京競馬場。
福永洋一、天才ジョッキーが乗るヤマニンウエーブは7番人気。最後方から。
レースは逃げるパッシングゴールが1000メートル以上も後続馬を離して第4コーナーを回る。
この展開を読み、切り替え。
差しに出た福永洋一。
ゴールすぐ、首差捉えてヤマニンウエーブが天皇賞を制する。
二着のパッシングゴールも無念ながら、よくぞ粘った。
この1972年の天皇賞を東京競馬場で目のあたりにして見た僕は、実はパッシングゴールの逃げ残り。そして福永洋一のヤマニンウエーブが差し込んで来て、②-⑦が穴目と公言していた。
約一万円の配当だったと記憶するが、このレースは一生忘れられない。
昭和の名騎手たちの大胆で個性的な騎乗ぶりに、穴を出され、穴をとらされ、本命がブッ飛ばされ、何たる強引な、何たる読みの鋭い、そんな競馬に僕は魅了されていた。
1972年秋の天皇賞、3200メートル。
福永洋一のヤマニンウエーブと逃げ馬のパッシングゴールの万馬券②-⑦は、レースを見るだけで血がさわぐ。
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