バーズのメンバー、クリス・ヒルマンがその後に結成したデザート・ローズ・バンドの最高傑作を紹介しよう!

CDやレコードにライナーノーツがついている。
ライナーノーツがないと不親切となるのだろうが、中には面白くないライナーノーツを仕方なく入れている商品がある。

こんなことを安いギャラで引き付けているライターもいるのだろうと思うと、他人事ではない位に気が重くなる。

ザ・バーズのメンバーで、マルチプレイヤーとしてバーズに大きな功績を残し、フライング・ブリトゥー・ブラザーズ、ロジャー・マッギン、ジーン・クラークなどとのコラボレーションで活躍し、やがてソロになり、行き着いた先がデザート・ローズ・バンド。2004年迄、8枚のアルバムを残して、再び古巣のメンバー、ロジャー・マッギンとライブを全米でツアーするなど、音楽人生を貫いているクリス・ヒルマン。

シンガーとしてもプレイヤーとしても円熟した世界を生きている。尊敬するミュージシャン(僕にとって)。

クリス・ヒルマンがデザート・ローズ・バンドで残したアルバムで最高の作品と思えるのが「トゥルー・ラヴ」。

このアルバムがやっと手に入った。
カントリー風、ウエスト・コースト風、ブルーグラス風、ロック風、…すべてが調和良く配合されたステキなアルバムだ。

このアルバムが日本で評価されなかったのは、きっと音楽評論家(自称する)の責任だ。
1990年~2005年の空白の音の世界を満たしてくれるアルバムだ、と僕は驚いた。

一曲目の「ユー・キャン・ゴー・ホーム」は秋の快晴の大地に根ざした音楽で、希望の秋を感じさせてくれる。

Oimachi Act./おい街アクト

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