その昔、好きなミュージシャンのファンクラブも若い男女の出逢いの場であった。 クリフ・リチャードが好きな中高生は、優秀生が多かった。

1960年代は洋楽がイギリス、アメリカ、さらにイタリア、フランスからも日本に流れ込んで来たグローバル・ミュージックの時代。

ビートルズにハーマンズ・ハーミッツにクリフ・リチャードが大好き。

こんな女子中高生の多かった時代で、ファンクラブを作ったりして、地元のラジオの音楽番組にファンクラブ会長が出演したりしていたな。

福岡のKBC、RKBのAM放送局に女子高生
が出入りし、番組のパーソナリティのアナウンサーに逢うのが休日の楽しみだったりして。

この時代、ビートルズ、クリフ・リチャードのファンクラブが福岡県にあったようだが、ローリング・ストーンズやアニマルズの"ワルっぽいクループ"のファンクラブはなかったのが面白い。

女子中高生らが洋楽の主導権を握っていたんだな。

ビートルズのジョンとポールとジョージとリンゴの誰が好き?

一番人気はジョンで二番がポールで三番がジョージ、そしてリンゴ。

2、3年は健康的なグループやポジティブな音楽ファンが多く、未だドラッグとかマリファナの話が日本にさほど伝わっていなかったから。

ドアーズやジミ・ヘンドリックスが出現するまでは、健康的なキューティーなロックが乙女の心を捉えていたのだ。

クリフ・リチャードもその中の一人。

アメリカよりも日本とイギリスで人気があったし、クリスチャンであり、
「レッツ・メイク・ア・メモリー」
「エバー・グリーン・トゥリー」
「コンスタントリー」
「ヤング・ワン」
と健康的な歌を次々と日本ではヒットさせた。

クリフ・リチャードとビートルズとハーマンズ・ハーミッツの好きな乙女が多かった。
そんな"いい時代"だった。
ロックが汚れていない(?)時代が2、3年はあったことを知るだけでも、なんといい時代(?)、
でクリフ・リチャードの聞いてみたい曲は、これ!

Oimachi Act./おい街アクト

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