強烈なサスペンス映画に一転する。あとはハラハラするしかないフランス映画 「ビッグ・ピクチャー／顔のない逃亡者」
この映画は実に濃いミステリー・サスペンス。
いや、凄い。
作家志望の女性を妻にした元カメラマン。
彼女の夢を叶えるために、今ではパリの法律事務所を経営している。
子供にも恵まれ、何不自由ない家庭が、そこにある。
ところが女性とは怖いものである。
彼の彼女を支える為の努力がうっとおしく感じていき、夫の知人と不倫してしまう。
何も間違ったことをしていない男(夫)が妻に、そして知人に裏切られてしまう。
カッとなり、そのしぐさが殺人と結果、なってしまう。
悩み苦しんだ彼は、子供に父親が殺人者であることに負い目を持たせたくないと、逃亡の人生を始める。
それが愛する子供達への愛情と考えた彼は、国を出て、孤独なカメラマンとしてのとりあえざう生き方をしていく。
が、彼の写真がとんでもない評価を得ることから波乱の人生に波風が立って、大波乱となっていく。
「モリエール」の好演で日本でもファンの多い人気男優のロマン・デュリスが好演。
カトリーヌ・ドぬーヴもキャストに配され、
映画に厚みが増していく。
映画「ビッグ・ピクチャー／顔のない逃亡者」
(2010年・フランス作品)
監督／エリック・ラルティゴー
脚本／エリック・ラルティゴー、ローラン・ド・パルティヤ
原作／ダグラス・ケネディ
出演／ロマン・デュリス、カトリーヌ・ドヌーブ、エリック・リュフ、他
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