影のある魅力的な女優、ミシェル・ウィリアム ズ。この女優こそがハリウッドの"本物"であるのかもしれない

ミシェル・ウィリアムズという女優の魅力を知るには「ブローン・アパート」(2008年・イギリス作品)で充分かもしれない。

この時のミシェル・ウィリアムズは27歳あたり。
日本人好みのスレンダーなスタイルがいい。
細い足と細いウエストでミニのスカートがバツグンに似合っている。

作品はテロ事件で息子と夫を失う。
その事件をテレビの生放送で知る。
その時、夫以外の男性と情事にふけっている。

設定はとんでもなく"不純"ではあるが、これが
現実の社会でもある。

もう一作は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」。

2017年のアカデミー賞受賞作品。主演男優賞
のケイシー・アフレックの傷ついた人生それも中流以下の生活の中で体験する失う愛、失う友情、失う希望、失う信頼感…。

人生とはそういうものでもある、というネガティブな思いで生きている人もいるのだ。

この映画は裕福な人には今ひとつ嫌な映画と
してしか捉えられないかもしれないが、人生の底を見た人には共鳴する"心の傷"が痛いほど
理解できる作品となっている。

ケイシー・アフレックの別れた妻の役柄でミシェル・ウィリアムズが好演している。
こちらの映画でも、悲しい女性を演じている。

幸福とは言えない青春を経て、女優としてたくましく活躍している"生き様"が、彼女の魅力の真価となっている。


●映画「ブローン・アパート」
(2008年・イギリス作品)
監督/シャロン・マグアイア
出演/ミシェル・ウィリアムズ、
ユアン・マクレガー/他


●映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
(2016年・アメリカ作品)
監督/ケネス・ロナーガン
出演/ケネシー・アフレック、
ミシェル・ウィリアムズ/他

Oimachi Act./おい街アクト

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