ロック界のカリスマの"謎の死"を他殺説で描いた作品

この作品は2005年。
15年前に製作されたイギリス映画だ。

1969年7月3日、自宅のプールで謎の死を遂げたローリング・ストーンズのリーダーであり、どんな楽器も1時間でやりこなせ、
"天才"と言われたブライン・ジョーンズの他殺説を基に、約10年がかりの取材、リサーチを費やして作られた作品。

イギリスのBBC放送は「ローリング・ストーンズのギタリスト、ブライン・ジョーンズが、自宅のプールで"謎の死"を遂げた。享年27歳」と告げた。

世界最高の怪物ロックンロールバンド、ローリング・ストーンズの創始者。60年代ロックのカリスマ。

華やかな60年代のロックとファッションを背景に、彼の大胆でセンシティブなロック・スターとしての生き物を、37年経った後、"他殺説"から鋭い描いた問題作だ。

ブライアン・ジョーンズが女性とSEXにおぼれ、ブルースとアフリカ音楽に魅入られていたことを映画はズームアップしている。

ドラッグのやり過ぎで練習に参加せず、頭に来たメンバー、ミック・ジャガーとキース・リチャードがブライアン・ジョーンズを訪ね、「解雇通知」をリーダー、創始者の彼に告げた。これは事実。

日本でもブライアン・ジョーンズの"謎の死"に関してマスコミの報道があった。

基本的には"他殺説"が色濃かった。
犯人はストーンズのメンバー?マネージャー?
いやビートルズ?と憶測が飛び交った。

この時にブライアン・ジョーンズの家の庭師が真実を知っていたが、その後も映画が公開されるやいなや死んでしまう。

つまり真実は永遠に謎なのだ。

ブライアン・ジョーンズには子供がいて、彼の血は引き継がれている。

ブライアン・ジョーンズ→
キーズ・リチャード→
「アニマルズ」のエリック・バードン→
「バーズ」のグラム・パーソンズ→
ジミ・ヘンドリックス→
ジョン・レノン=??

ドラッグをROCKで結びついた人脈だ。
実体験としてブライアン・ジョーンズあってのローリング・ストーンズを知っている者には、この彼の死はとても残念でならない。

それ以降のストーンズの音楽性が、明らかに
変わったことに対する不満でもある。

ストーンズを好きならば、この映画は観るべきだろう。



映画「ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男」
(2005年イギリス作品)
監督/スティーヴン・ウーリー
出演/レオ・グレゴリー、モネット・メイザー、ルーク・デ・ウィルソン、他

Oimachi Act./おい街アクト

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