ヨーロッパの特にフランス、イタリア映画はリアリティを大切にする。ナチスの歴史があるからだろう

セリフのある隊員は俳優。
セリフのない隊員は実際のGIGN隊員が出演している。
しかも実際の事件の映像も合わせて作られている。

実にリアリティを追求したドキュメンタリー映画のようで、フランスが得意とする映像だ。

昔、「アルジェの戦い」もリアリティに作られた映画として話題になったことを覚えている。

エールフランス8969便がハイジャックされた事件を、モノトーンの持つリアリズムで再現している。
娯楽作品としてハイジャック映画を作る意味はあるか?

アメリカの娯楽映画は、それはそれでドルが稼げるから仕方ない。

ヨーロッパではナチス・ドイツの歴史があるだけに実録モノの映画で求められるのはリアリズムなのだろう。必要以外のセリフもない、とにかく徹底して事件を再現している。

まるで実況放送を観ているような臨場感があふれて、実によく作られた‼と感心する。

映画「フランス特殊部隊GIGN(ジェイジェン)」
(2010年フランス作品)
監督/ジュリアン・ルクレルク
出演/ヴァンサン・エルバズ、グレゴリー・デランジェ―ル、他

Oimachi Act./おい街アクト

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