リード・ギターよりも実は底力を求めるべきベースギター

ベースの音は曲の低音部をしっかりと支える役割があると同時に、リズムも刻まなければならないし、ROCKであれば躍動感も表現する。

ヴォーカル、ギターと、そしてベースにより、三声の和音を構成して。

ベースが"良い"とは、単調なROCKにとって息
を吹き込むような役割をするので、ベーシストのセンスによって、とんでもない"動き"が生まれたり、山あり谷あり、急流あり、とドラマチックにもなる。

例えばローリング・ストーンズのビル・ワイマンのベースは対位法と和音の捉え方が、ブルース的であるが、ローリング・ストーンズの初期のヒット曲やスタンダード・ナンバー的なR&Bに生気を与えて、ストーンズの"音"を支えた。

ベーシストはカッコ良く弾かなければならないが、目立ち過ぎてもダメで、シブさと個性が求められる。

バーズの「ミスター・タンブリンマン」のベーの音は、明らかにヒットを予感させる響きであった。

という風に、ベースは侮れない存在なのだ。
バーズのクリス・ヒルマンのベースは、素晴らしい。才能と永年のキャリアが産み出した"音"だ。

マルチプレイヤーでバンジョー、マンドリンはスゴ腕。

「ロックン・ロール・スター」で彼のベースラインは注目された話は有名だが、ディランの曲「マイ・バック・ページ」でのクリス・ヒルマンベースは真似が出来ない"作品"になっている。


聴いてみて下さい。

「マイ・バック・ページ」の曲とベースを。

Oimachi Act./おい街アクト

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