バーズを意識して制作していない(?)のがいい!このアルバム「マッギン/ヒルマン」

1980年の暮に元バーズのロジャー・マッギンとクリス・ヒルマンが発表したのが
この「マッギン/ヒルマン」。

バーズのオリジナルメンバーのジーン・クラークとロジャー・マッギン、そしてクリス・ヒルマンの3人が名前を連ねたアルバム「マッギン・クラーク&ヒルマン」が発表されたのが1979年。
2枚目は1980年春に。
ところがここでは「マッギン・ヒルマン・フューチャリング・クラーク」と、ジーン・クラークがすぐにこのプロジェクトから距離を置いてしまう。
そうして3枚目が「マッギン/ヒルマン」となる。

ジーン・クラークは優れたシンガー・ソングライターではあるが、
「自分のやりたいことをやりたい」
「商業的に大ヒットしない限り、協調性は必要ない」
「バーズの音楽とジーン・クラークの音楽は違うのだ」
「ツアーであちらこちらへと移動する生活は嫌いだ」
「ロジャー・マッギン、クリス・ヒルマンは基本はROCK。
ジーン・クラーク自身はROCKではない」。
「インディアンの血を引く自分は、やはり住む世界がロジャーやクリスとは違うのだ」
「自分の人生を歩みたい時期になったようだから、ロジャー、クリスよ、ゴメン」
「…」
様々なジーン・クラークの声が聞こえてくるのだが…。
オリジナルメンバーの3人でバーズが再結成‼日本公演にも来る。

バーズのファンとしては嬉しいニュースが入ってきたんだが、やはりジーン・クラークが予想通りに出て行ってしまった。
この「マッギン/ヒルマン」はROCK色が濃い。
それも上質な大人のROCK(?)。クリス・ヒルマンが充実してきた!!と感じることが出来る。

アルバムのジャケ写が少し寂しいと個人的には思うが、全10曲はとても聞きやすいROCKだ。

Oimachi Act./おい街アクト

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