「難しくないクラシック」でいいのだから
ロックが好きな人に、「クラシックは聴きますか?」と聞くと、「バロックは好き」「バロックなら聞ける」と答える人が多い。
バロックと言えばやはりバッハでしょうし、クラシックを好んで聞かない人でも「G線上のアリア」のメロディーは好んでいたり、「バッハのアリアだ‼」とか言ったりする。
僕が「アリア」を聞いたのはプロコルハルムの「青い影」の原曲が「アリア」と「目覚めよ~」と知ったからで、クラシックのそこが入口であった。
つまり「アリア」→バッハ→「ブランデンブルク協奏曲」→「ヴァイオリン協奏曲」→「ピアノ協奏曲」→グレン・グールド→<どっぷりのクラシック>となった。
バッハの楽曲の中でも「ブランデンブルク協奏曲」
(全六曲)は大作であり、クラシックの中の大作であると思う。
36歳の時にブランデンブルク公クリスティアン・ルーヴィヒに捧げられたものだそうで、音楽を捧げられた人も凄いとは思うが、捧げることの出来たバッハも又、スゴい‼と思うのだ。
この曲集は、それまでに書かれた作品の中から、特に優れたものを集め、六曲とも異なった組み合わせの独奏楽器のための協奏曲になって、それぞれの曲が変化にとんでいるのが特徴であり、大きな魅力となっている。
六曲の中でも「第三番」「第四番」「第五番」
「第六番」の人気が高い。
「ブランデンブルク協奏曲」の名盤を僕なりにあげるとしたら、こうなる。
①カール・ミュンヒンガー指揮/シュトゥットガルト室内管弦楽団(1958年、1959年の録音)
②カール・ミュンヒンガー指揮/シュトゥットガルト室内管弦楽団(1972年録音)
③パイヤール指揮/パイヤール室内管弦楽団
④ホグウッド指揮/エンシェント室内管弦楽団
※古楽器の古雑な響きが心地良い。
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