礼拝堂の音楽がヒトラーに"兵器"として使われた!?

教会における謎めいた話は数多くあるようだが、礼拝堂における音楽も、歌う場所が制限されていた曲があったりしたそうだ。
「ミゼレーレ」はグレゴリオ・アレグリが作曲したもの。
彼はシスティーナ礼拝堂の歌手であり、作曲家でもあった。
この曲は1630年頃に作曲された彼の代表作と言われる。
聖週間のシスティーナ礼拝堂以外で歌われることを禁じられた"秘曲"だった。
モーツァルトが、14歳の時に一度だけ耳にして完璧に書き取ったという伝説でも知られている曲。

この曲はやたら高音部が高い。
ここでは9声の「ミゼレーレ」を聞くことができる。

ところがヒトラーが、この「ミゼレーレ」をボーイ・ソプラノに唄わせて、これを聞いた人の気が狂うのであれば、これを武器としたという話が残っている。

ボーイ・ソプラノの男の子を集め、声変わりしないよう手術をして、"音"を武器にしたのだ。

この実話を題材に映画も作られた。
このCDに収めれらている「ミゼレーレ」はあくまでも音楽として聞いて欲しい。


※CDは「システィーナ礼拝堂の音楽」/アンドルー・パロット(指揮)。タヴァナー・コンソート(1986年1月 テンブル教会で録音)

Oimachi Act./おい街アクト

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