本当に「花はどこへ行ったの」と聞きたくなるよね
1965年だったか。
フォークソングが日本でもブームになった。
ビートルズやストーンズらのロックと並行して、アメリカからフォークが流れて来た。
ディラン、ジョーン・バエズよりも聴きやすく、歌いやすかったのがキングストン・トリオの唄。
「花はどこへ行ったの」
「500マイルも離れて」はコード進行もコーラスのハモリも簡単で、お手軽であった。
キングストン・トリオは1950年代後半から60年代にかけて成功したアメリカのフォーク・グループ。
サンフランシスコ近郊のメンロー・カレッジの学生が結成した3人組。
ボブ・シェーン、デイヴ・ガード、ニック・レイノルズからなる。
23枚のアルバムがビルボードにチャートされ、1960年に発表した5枚のアルバムは全てチャート1位になる。
シングル「トム・ドウリ―」は全米1位。
こりゃスゴい!!
これほどアメリカで人気があったのかぁ…。
アイビー・ルック。
ストライプでボタン・ダウンの半袖シャツに、下は白い綿パンにバスケット・シューズやスニーカー。
フォークを演る連中は皆、このアイビー・ルックでカッコつけていた。
小倉井筒屋に昔あったホールで、毎週日曜日は「サンデー・フォーク」が開催されていた。
九産大、高専、東筑紫…と、フォークギター片手にステージは華やいでいた。
この頃、僕らはエレキ・ギターでビートルズやストーンズを真似ていたっけ。
フォークやってる連中は好青年。
エレキ・ギターをやっている連中は不良と
何故(?)か言われていた。
ギターを弾けることが勉強よりも大切だったし、レコードを買うお金がないからラジオで流れるロックをテープに録音する。
ロックバンドは器材を揃えるのは金がかかる。
でも門司港で沖仲士をしてお金を貯めた。
キングストン・トリオは1967年に解散。
81年にオリジナル・メンバーが再結成される。
メンバーは他界した。
「花はどこへ行った」はピート・シーガー作詞作曲。
こうして音楽(ROCK)は変貌を遂げていくこと
になる。
アイビー・ルックから長髪に髭を生やしたヒッピー風な若者が生まれ、やがてリーゼント・スタイルのヤンキー族が現れ、ビジュアル系が出ては消え、アニメオタクは増える一方。
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