今だったら放送禁止にタイトルでなるような "狂作"
戦後の日本におけるレコード会社のいわゆる宣伝部や企画部にあたる部所が、具体的にどういう名称であったかは解からない。
そして、そこで働く人たちの学歴やセンスがど程度であったかも解からない。
が、洋楽の英語のタイトルを、よくもこんな日本題名にしたもんだ‼と、あきれるうなものを今、調べてみた。
興行界をその当時しきっていた人達と同じレベルの人がレコード会社にいて、タイトルもつけていたのではないか(?)と思えるほど、無茶苦茶なものがあったりする。
※以下は曲名とミュージシャン
●もすこし早く生まれたかった/ポニ・テイル(1958年)
●ざりがに/エリヴィス・プレスリー(1959年)
●恋の大穴/エリヴィス・プレスリー(1959年)
※原題は「A Big Hunk ‘O Love」
●静かなる部落/マーティン・デニー(1960年)
●望みを高く/フランク・シナトラ(1960年)
●いじわるママさん(ままはは)/マーニー・
ケイ・ドゥ(1960年)
●恋のむせび泣き/ロイ・オービソン(1961年)
※原題は「Crying」
●よりを戻そうよ/ニール・セダカ(1961年)
●思い出のセーラー服/パット・ブーン(1963年)
※犯罪的匂いのするタイトル
●月へ飛ぶ思い/ブレンダ・リー(1964年)
※スゲエ~
●死の谷へぶっとばせ/ホンデルズ(1965年)
●狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ…/ナポレオン14世※意味不明
●シビレさせたのは誰?/バリー・マン(1961年)
※電気クラゲか?
●星空の花売り娘/ボビー・ライデル(1962年)
※ヒットしそうにない題名
●エイ・ビー・シー、ワン・ツー・スリー/トーケンズ(1964年)
※隠語みたい‼
●僕はあなたに首ったけ/トロッグス(1967年)
※「あなた」より「君」だよね
●風来坊/テックス・リッター(1956年)
※焼き鳥屋の歌ではないよね
●いるかに乗った少年/ソフィア・ローレン
(1957年)※城みちるではないよ‼
●THIS BOY こいつ/ビートルズ(1964年)
※「こいつ」はいらないよネ。
●恋の条件反射/ミミィ・ロマン(1960年)
※えっと⁉立ったのかな?
●ポケットが虹でいっぱい/エルヴィス・プレスリー(1961年)
※すごい表現⁉虹が入るほど大きなポケット?
●国境の南ロック/ジョニー・ディアフィールド(1961年)※意味不明‼
●ズビズビズー/ソフィア・ローレン(1961年)
※左卜全(ひだり・ぼくぜん)が歌っていた
「老人と子供のポルカ」は♪ズビズバ~と歌うと、コーラスが♪パパパヤー、カルト的な1970年作品。この方は実はオペラ歌手だったのだ。
●夢の盗賊/エティー・ホッジズ(1962年)
※盗賊になりたいのか、夢に出てうなされたのか?
(以上)
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