シャドウズのインスト、「春がいっぱい」 はヨーロッパ色が濃い
クリフ・リチャードのバックバンドとして
デビューしたのは1958年、日本ではアメリカのベンチャーズの方が受けたが、本場イギリスでのシャドウズの人気は格上であった。
確かにベンチャーズはルックス的に劣る。が、実力はあったし、売り方がうまかった。
一方のシャドウズはメンバーが若い。
しかもクリフ・リチャードと組んでいただけに、カッコ良く、大切な音楽的な感性もヨーロッパ的で繊細さがあり、テクニックもみずみずしさがあった。
60年に4枚目のシングル盤「アパッチ」がNO1になり、それ以降、出すシングルは必ずチャート・インしていった。(通産27枚の
「マロックリ」まで)
彼らのヒット曲は
「春がいっぱい」
「ブルー・スター」
「アパッチ」が有名だが、
クリフ・リチャードの「オン・ザ・ビーチ」のバックでの演奏は、シャドウズならではのもので、これがヒットした一因でもある。
ベンチャーズは本国アメリカよりも日本を市場マーケットにしたことで成功。
加山雄三や日本の歌謡曲を弾きまくり、レパートリーの数は、あきれるほど多い。
シャドウズはあくまでもイギリスに根差した
インスト・グループであったことと、クリフ・リチャード他、一流ミュージシャンに影響を与えたほど、音楽的に高いレベルを持っていた。
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