クリフ・リチャードの日本版は"秀樹"だな
分類としては、クリフ・リチャードはシンガー。
オールディズのくくりの中に入る。
いわゆるビートルズ以降のROCKの様々なムーヴメントとはたえず距離を隔てた世界での活動であった。
エンターテイメントのシンガーと言った方が
正しいのかもしれない。
英国スターがアメリカで成功しないことは
珍しくない。クリフ・リチャードもその1人。
が、日本ではエリビス・
プレスリーよりも人気が高かった時がある。
プレスリーは健康的でなく、クリフ・リチャードは健康的だ。
日本人にはそんな毒を嫌い、害のないモノを良しとする風潮が60年代に強かった。
つまりお茶の間で家族全員が安心して観たり聴いたりできる"人"が、受け入れられるのだ。
クリフ・リチャードは、そんなイメージで日本のレコード会社も勝負していた。
そう、クリフのファンはマジメな女子高校生が多かった。それは両親が「クリフなら恋人にしてもいいよ」。
「プレスリーはダメ。ミックジャガーなんてトンデモない‼」と言いそうな、"ザーマース"の世界で育つ方が"幸福"という価値観であったからだろう。
テレビ番組でアメリカのドラマ「パパはなんでも知っている」は良い番組。
NHKはいい。セクハラ、パワハラ、そんなものあったけ‼の時代だった。
クリフ・リチャードの
バック・バンドのシャドウズも、クリフのイメージに良い印象を与えた。
彼の「エンジェル」
「エバー・グリーン・トゥリー」
「レッツ・メイク・ア・メモリー」
「ブルー・ターン・トゥ・グレイ(これはR・ストーンズの曲)」が良作。
クリフ・リチャード好きな女子高生らが、その後、どんな男性と恋をし、結婚したか、しなかったか?
"クリフを聞いていたらいい男に出逢える"
なんて女の子は思っていたのかも…。
0コメント