サイケデリック・ロックを聴くならこのアルバム!
サンフランシスコのハイト・アシュベリーからサイケデリック・ロックは生まれたとする。
映画「カッコーの巣の上で」の原作、ベストセラー小説の作者ケン・キジーもアシュベリー地域に住んでいた。
ここにはグレイフル・デッドの作詞家、アーティストらと共に、LSDの臨床実験が行われていた。
そのイベントが、"アシッド・テスト"。
65年12月には、グレイフル・デッド、ビル・グラハムらも参加し、66年1月には「トリップ・フェスティバル」が開催される。
こうしてLSDはシスコの若者の間に浸透し、
サイケデリック・サウンドは生まれることになった。
ジェファスン・エアプレイン、ジャニス・ジョップリンのファミリー、ボー・ブライメルズの面々もこのムーヴメントに乗り動く。
さて、サイケデリック・ロック。
アニマルズのエリック・バードンは60年代はブリティッシュR&Bのイメージが強かったが、シスコに頻繁に訪れることになり、66年以降は、サイケデリックな音作りを展開した。
このアルバム「トウェイン・シャル・ミート」は、反戦メッセージ(ベトナム戦争への)の色濃い「スカイ・パイロット」が若い世代に支持され、全米14位の大ヒットとなる。
これに続いて「リリー・マルレーン」のアニマルズ版「ウィ・ラブ・ユー・リル」。
モンタレー・ポップ・フェスも題材にした「モンタレー」と聴きものの多い手作りアルバムだ。
70年代に入ってイーグルスが
「ホテル・カリフォルニア」で抜擢した。
ひとつの時代は終焉を迎え、カリフォルニアにはワイン(スピリッツ)はが枯れ果てている。
そんなもの見せかけの平和で、スピリッツなんてあるわけないだろう。
エリック・バードンは今尚、活躍中。
65年以降の時代のエッセンスを詰め込んだのがこのアルバム「トウェイン・シャル・ミート」、エリック・バードン&ジ・アニマルズによる。
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