いま聴いてみると、確かに名曲として残らないな

1960年代も後半に入ると、サイケデリック・ロックやニュー・ロック、カントリー・ロックなど、ロックの変革が起ってきた。
 
ここで生き残ったグループと新しく生まれたグループ、再生したグループ、そして解散したグループと"ふるい"はかけられた。
 
ビートルズは解散したから、伝説的になったのかもしれない。
ストーンズは生き残ったからスゴい。
 
イギリスのロック・グループも70年までに消えてしまったグループが実に多い。
あんなに人気があったのに、なんで?
と思った人もいただろうが、あの時代のソウルフルなロック・グループの出現。
フラワー・ムーブメントのパワーはベトナム戦争でロックが反体制的なシンボルの音楽となったことで、ついていけない、限界を感じる、テクニックが求められる時代の到来だと、おおきなウネリは起こり、ロックは淘汰された。
 
日本でもGSが消え、日本人らしい歌謡曲の全盛時代が始まる。
 
ここで紹介されるイギリスのロック・グループ、デイヴ・クラーク・ファイヴも70年に解散している。
1963年にデビュー。
「グラッド・オール・オーバー」が全英1位の大ヒット。
彼らはアメリカに進出し、
「オーバー・アンド・オーバー」は全米1位となる。
 
サクスフォーン、バスドラムのサウンドは、元祖ブラス・ロックとも呼ばれる。
 
2008年にロックの殿堂入りを果たす。
 
「オーバー・アンド・オーバー」の大ヒット。
アメリカでは、この「もしもしカメよ、カメさんよ…」のような単調な曲が、過去にも大ヒットしている。
僕にはこれが難題だった。(今も尚)繊細さがない。勢いだけはある。
これが彼らに対する印象だ。

Oimachi Act./おい街アクト

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