アメリカン・ロックの終わりを告げたザ・バンドの解散!!「ザ・ウェスト」は名曲だ

1976年11月25日、サンフンラシスコのウィンター・ランドで、ひとつのロック・グループが16年に渡るコンサート活動に終止符をうった。
「ラスト・ワルツ」と名付けられたこのコンサートには、そのグループに関わった人気のミュージシャンが顔を揃えて、彼らの最後のステージに花を添えた。
 
グループ名は、ザ・バンド。
ロビー・ロバートソンをはじめ、5人のメンバーのうち4人がカナダ人。
60年代末から70年代にかけてロック界では重要な鍵を握ったグループのひとつとして、語り継がれている。
「ウッドストック・フェスティバル」にも出演。映画「イージー・ライダー」の中で彼らの名曲「ザ・ウェイト」が使われた。
デビュー・アルバム「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」のジャケ写のイラストはボブ・ディランが描いた。
 
「ラスト・ワルツ」には、ニール・ヤング、クラプトン、ジョニ・ミッチェル、ロニー・ホーキンス、マディ・ウォーターズ、ヴァン・モリソンらも出演した。
 
このライブ・アルバムも発表され、マーティン・スコセッシが監督して映画化もされた。
 
ザ・バンドがコンサートの旅をやめた。
アメリカへの懐疑を訴えながらも、消費システムに組み込まれていった70年代のアメリカン・ロックを象徴している。
 
アメリカのひとつの時代を象徴したアメリカン・ロックだ。
ザ・バンドは自らグループの終止符をもってアメリカを語った。

Oimachi Act./おい街アクト

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