ヒトラーのナチスをドイツは自ら今尚描き続けなければならない
1943年、ナチスはドイツの首都ベルリンからユダヤ人を一掃しようとした。
が、約7000人のユダヤ人はヒトラーのゲシュタポから逃げ続け、約500人が終戦までベルリンに逃げ隠れし、生き延びたと伝えられる。
この映画は実在したユダヤ人4名の証言を基に、彼らの過酷な実体験を映画化したものとされる。
「アンネの日記」という古い映画は、隠れ潜んでいたユダヤ人、アンネが最後は捕われるという結末であったが、この作品は"生き延びた"ユダヤ人の実話の映画化である。
ユダヤ人の中にもゲシュタポのスパイをしていた者もいた話が出てきたりする。
生きる為に必死であり、そんなこともありうる話だ。
ドイツ人の一般人が、"反ナチ"でユダヤ人をかくまったりするシーンも出てくる。
日本人はこのユダヤ人の虐殺をドイツの同盟国であるが、当時は知らされていなかったと話す人もいる。
終戦となり、すべてが、いやほんの少しだけが明らかになる。これが戦争だ。
作品「ヒトラーを欺いた黄色い星」
(2017年ドイツ作品)
監督/クラウス・レーフレ
出演/マックス・マウフ、アリス・ドワイヤー、他
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