「戦後の日本の歌・名曲ベスト10」その➂

確かに、昔の歌手、シンガーは歌がうまかった。歌がうまくないと、歌手にはなれなかった時代なのだ。
 
北九州にある意味、ゆかりのある人でもあり、2度のレコード大賞に輝いた運の強い人でもあり、独特の甘い低音で唄う「黒い花びら」「君こそわが命」は、幼かった僕には、声が低くなりたいとか、歌手にも再起があるんだ‼とか、とてもインパクトを与えてくれた。
 
水原弘。現京都江東区深川出身。
1957年、デビュー。「黒い花びら」は第1回レコード大賞に輝いた。
 
そして8年後に奇跡のカム・バック‼
 
「君こそわが命」が大ヒットした。1967年のレコード大賞歌唱賞に輝いた。
 
水原弘はジャズを唄ったりしていた。あの低音は"黒い色"で包み込まれていたのが、「黒い花びら」の大ヒットを作り上げたのだろうか。
 
 
そして「君こそわが命」。この歌は、歌声が懐かしくもあり、「黒い花びら」より歌唱力も増していたのが、僕にも解かった。
 
北九州に来た時は田川旅館(その後にホテル・ニュー田川)に宿泊した。
 
酒、バクチ…。無理がたたって血をはいた。
救急車で運ばれた時は、すでに息を引きとっていたそうだ。
42歳の若さ…。水原弘のいい声は、いまでも忘れない…。

Oimachi Act./おい街アクト

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