「戦後の日本の歌・名曲ベスト10」その⑥
下関市出身で下関西高卒業後、勤務先の工場で事故に会い、片手を失った中井昭(あきら)。とても歌が上手く、声が良いと言われていたこともあって、長崎に移って歌手を目指すことになった。
昭和43年に高橋勝コロラティーノのメンバーに加入し、「思案橋ブルース」をヒットさせた。
「思案橋の人」「南国の夜」「星降る街角」など、長崎ものの歌謡演歌で、人気を博した。
中井昭の声は澄みわたったソプラノ・ヴォイスが魅力的で、一度聴いたら「この声、いい!!」と忘れられない。
「思案橋ブルース」は大ヒットし、中井昭は将来を期待されるシンガーとして期待された。
曲調と彼の声が非情にマッチして、物悲しい"男心"を切々と唄いあげていた。
※1936年7月8日生まれ。1984年2月19日にお亡くなりになりました。
彼は亡くなっても、やはり彼の「思案橋ブルース」は後世に残すべき名曲であり、彼の天性の素晴らしい声は、色あせる事がない。
生年月日を調べると、やはり陰の金の人で、とても精神的に寂しがり屋の人。心の状態が声に出るものだ、と彼に一言「おつかれ様でした」と声をかけたくなる。
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