カーペンターズ、今の若い女性にはどう感じるのか?
60年代末にバート・バカラックは、リチャード・カーペンターを見い出した。彼自身の資質をカーペンターズへ受け継がせていったとも言える。
元々はA&M。ハーブ・アルファートとジェリー・モスの2人が1962年にロサンゼルスで設立したレーベル会社で、ジャッキー・デシャノン、フィフス・デメンションらに曲を提供したのがバート・バカラック。
映画「明日に向かって撃て」の主題歌、全米ナンバー・ワンとなった「雨にぬれても」はオスカーを受賞し、その後も自身の作品、映画関係もの、そしてコンポーザーとしても活躍。
彼が60年代を通して作り出してきたポップ・ミュージックの伝統を、70年代へも大ヒット・シングルの数多い作品で進化し続けることに成功した。
カーペンターズは、このバート・バカラックの作品の勝利でもあり、保守的なアダルト・コンテンポラリーな色合いがあったからこそ、成功したとも言える。
聴きやすい、サビが多く覚えやすい。女性受けした。女性に好かれるリチャード・カーペンターの声の資質、発音が日本人に解かりやすかった。見た目が普通の女の子っぽくて、好感度も高かった。…まあすべてにおいて、難点一クセがなかったのは、いかにもバート・バカラックぽい。
カーペンターズは、"女の子の立場"からの歌を唄ったから良かったのだ!!
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