もっと観るべき映画を知ることから始まる。キェシロフスキの「終わりなし」

「トリコロール」三部作、「デカローグ」「ふたりのベロニカ」他、多くの傑作を残し、芸術活動の絶頂期に54歳の若さで亡くなったポーランドの巨匠、クシシュトフ・キェシロフスキの監督。
絶大なる支持者は今尚、多く、彼の作品はすべてにおいて一見の価値はある。
 
1984年の作品「終わりなし」を紹介する。
 
夫を亡くした妻、そして幼い息子。
夫は敏腕の弁護士。
 
夫は死後の世界から妻を見守り続ける…。
 
まず発想が素敵だ。
商業的な映画とは、明らかに異なり、社会、体制、愛、死、愛情、生と死、善悪の境を消した運命、見えない運命の糸の絡み合い…。
 
ポーランドという国の歴史。が、素晴らしい芸術性の高い国柄の何たる"普遍性"。
 
もっとポーランドを。そしてチェコ、スペイン、この国々の映画を日本人は観るべきだ。
 
作品「終りなし」(1984年ポーランド作品)
監督/クシシュトフ・キェシロフスキ
出演/グラジナ・シャポウォフスカ、イェジ・ラジヴィオヴィッチ、他

Oimachi Act./おい街アクト

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