シラケ世代のシラケ世代の為の歌「プカプカ」
おれのあん娘=僕(私)の"姉娘(あねこ)"の意で使う女性の呼び方。
都はるみの歌でもあった「あんこ~椿は~」の"あんこ"。
西岡恭蔵の作詞、作曲の「プカプカ」の歌詞には"あんこ"が歌われている。
アルバム「ディランにて」でザ・ディランのメンバーであった彼がソロ・デビューした、シンガー・ソングライターとして。
1972年7月の発売。
西岡恭蔵のプライベートが少し垣間見れる。
タバコが好きで、スウィングが好きで、男が好きで、占い(トランプ占い)が好きで、70年代には、若い女性もタバコを吸う人が多かった。占いはこの当時はトランプで。(タロットが出る前はトランプでの占いが多かった。)
"男が好き"とは、フリー・セックスが"今時"と言われた時代であったから、あの時代を象徴した言葉である。
スウィングはジャズを聞きながら、タバコをふかし、楽しそうにする様(サマ)を表している。
この時代の"いけてる女の子"のイメージは、確かにこうであった気はする。
「プカプカ」とはタバコを吸う擬音語だ。
「遠い空から 降ってくる言う "幸せ"ってやつが あたいにわかるまで」
この歌詞が、この曲の真意だ。
"シラケ世代"と言われた、ノン・デモクラシー世代の代表ソングだ。
聞いてみよう「プカプカ」を。
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