ストーンズと俺たち①

ローリング・ストーンズ。昔はザ・ローリング・ストーンズと、必ず"ザ"をグループ名の頭につけていた。
 
ビートルズに遅れをとったものの。ストーンズの方が上手い‼ストーンズの方がカッコいい‼音楽的にはストーンズの方がビートルズよりもクオリティーは高い。
こんな評価が、一般のリスナーや音楽ファンから語られていたのは、その後のストーンズの活躍を予期させるR&Bのもたらす"重さ"からか。
 
僕らのバンドもビートルズよりもストーンズを選んだ。
仮にビートルズを演っていたならば、僕ら、又は僕は、今だにビートルズのコピー・バンドとして活動をやっていたかもしれない(笑)。
 
ストーンズのオリジナル曲の一番目であり、ジャガ=リチャード共作の一号は「Tell Me」。
この「Tell Me」は、1964年の6月にシングル盤、日本での初プレス。
 
ストーンズのデビュー曲は、チャック・ベリーのカヴァーでの「Come On」。
これが1963年。
 
「Tell Me」は何回聴いてもあきない。コード進行はとてもシンプル。ベース・ラインも踊っていない。ドラムもアフター・ビート。ミック・ジャガーが白人としてのR&Bシンガーとして、当時一位に選ばれたことの記しは、この「Tell Me」を聴くと納得する。
 
キース・リチャードは、自分では「ギターが上手でない」発言を、その後しているがカッティングやリズム感は個性がある。
だからキース・リチャードのギターはカッコいいのだ。
 
「Tell Me」以降、ストーンズの自作自演は素晴らしく放たれる。
 
「ハート・オブ・ストーン」、「ラスト・タイム」。
この辺りの曲は、ストーンズはタダ者ではないと予感させる。
 
ミック・ジャガーのこの辺りの歌は、懸命さと若さと、情熱がほとばしっている。
 
ストーンズの魅力は、メンバーがバラバラに好きなことを演っているが、その調和がカッコいいのと、コーラスもライブ的で、だから男っぽいのだ。
 
ストーンズについて語っていく。
今回は「Tell Me」を聴いて欲しい!!

Oimachi Act./おい街アクト

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