天才ギタリスト、クラレンス・ホワイトが好きだった曲「ビューグラー」
1971年に発表された実質上、バーズのラスト・アルバム「ファザー・アロング」は、バーズのメンバー全員が自らプロデュースをしたもの。
この作品はバーズのアルバムの中でも最も屈託がないアルバムで、個人的には聴き心地が良いサウンドが続くので、とても好きだ。
アルバムの中でも特筆したいのが,
クラレンス・ホワイトが歌う「ビューグラー」。
作詞作曲はロジャー・マッギンの盟友、クリス・ヒルマンのさらに旧友であるラリー・マーレイによるもの。
この作品は、ラレンス・ホワイトがとても気に入っていたそうで、しっかりと録音を重ねた力作だけに仕上がりは素晴らしい。
ビューグラー(ラッパ吹き)のみすぼらしい老人を歌にしたもの。
"ある日、彼女が知らせを持ってきた
あなたの連れ合いのラッパ吹きが とうとう遠いところへ行っちまったわ
あのハイウェイで はねられたの
涙をふいて しゃんとしなさいよ
ラッパ吹きは真珠の門に迎え入れられたのだから
さよならを あなた さよならを"
こういった宗教的であり、無欲の魂を讃えた歌。
クラレンス・ホワイトが車に機材を積んでいた時、酔っ払いの運転する車にはねられて死んだのは、その約一年後。
クラレンス・ホワイトよ永遠に。合掌!
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