ストーンズと俺たち②

ストーンズはビートルズや他のグループに比べて、とてもお洒落。
ブライアン・ジョーンズの赤いジーンズ。メンバーにユニフォーム的な決まった服がなく、自由気ままに好き勝手に装っていたから、個人個人がバラバラ感があり、それがR&Bをやる上で、カッコいい~、と感じた。
 
ユニフォームみたいなものを着たグループなんてカッコワル‼
だからビートルズではカッコ良くないのだ。
(もちろん、日本におけるグループ・サウンズなどダサ~い、のだ)
 
ブライアン・ジョーンズが、バンドのリーダーであったが、ストーンズの作品の中で、リーダーとしての形に見えてこないのが、これがカッコいい。
どんな楽器でも10分で弾きこなせるほどの才能であったとしたら、まともにライブなんかやる気はしない、と思う。
 
シタールを弾いたり、キース・リチャードのギターのネックにわざと自分のギターをカラませて、ステージで遊んでみたり、ブライアン・ジョーンズは並外れた才覚を持ち合わせていたのだろう。
 
スタジオ録音のレコードから聞こえてくるギターの音は、キース・リチャードのものだ。
ピアノ、キーボード、シタール、…。
どんな楽器でも簡単にやりこなす彼は、楽器が遊び道具になっていたのだろう。
 
あまりに才能があるが故に、音楽に生きることが難しくなった。
 
ブライアン・ジョーンズは、そう考えて、死んでしまった。
 
ミック・ジャガーやキース・リチャードにしてみたら、ブライアン・ジョーンズの才能はストーンズでは生かせないのだ、という結論に至ったか(?)
 
だからブライアン・ジョーンズがリーダーとして籍を入れていた時代のストーンズは、面白いし、とんでもないのだ。
 
ブライアン・ジョーンズを理解できた人は、いるのか?

Oimachi Act./おい街アクト

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