ディランの「天国の扉」をバーズで聴く
映画「ビリー・ザ・キッド/21歳の生涯」の主題歌として作ったのが「天国の扉」。
この映画にボブ・ディランも出演していた。
何故、ボブ・ディランが出演したのかは解からないが。
こういった曲を好んで演奏したりするのは、アメリカ的というか。
日本ではお経のようなものなのだろうから、受けないし、演らないだろう。
ここで日本とアメリカの違いを知ることになる。
この映画の為の「天国の扉」の録音、制作に、バーズのロジャー・マッギンも参加した。
ディランとロジャー・マッギンは、"縁の強い"関係にあるのだろう。
どちらが主導権取っているのかが、実は解からないし、難しいし。
サウンド・クリエイターとしては、ロジャー・マッギンの方が一枚も二枚も上手であろう。
かと言って、ロジャー・マッギンが作詞・作曲の力が劣るかと言うと、実はそうでもない。
ロジャー・マッギンがヒット曲を出そうという発想で音楽を制作しないところが、最も比較し辛いのだ。
詞の世界においては、ディランの世界観は独自のものであり、難解でも評価されるのが、ボブ・ディランなのだ。
詞に関しては「ディランとは住む世界が違う」と、ロジャー・マッギンは言いそうだ。
難解さが"持ち味"にここまでになってしまった以上。
「ディランに対抗するなんていう気持ちは、ない」と、ロジャー・マッギンは語るだろう。
が、「ミスター・タンブリンマン」でディランの音楽に色付けをしたのがロジャー・マッギンである以上、ディランも彼に一目を置くしかないし。
2人で上手にやってくれるのが、ロック・ファンにはベストだ。
バーズで聴いてみよう。「天国の扉」を。
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