ストーンズと俺たち➂
ローリング・ストーンズとしての、最初のオリジナル曲「テル・ミー」。
これを聴いた時、キース・リチャードとミック・ジャガーの2人が、これほど沢山の名曲をストーンズとしてその後、傑出していくとは予想出来なかった。
ストーンズの最高傑作期は、「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」「ストリート・ファイティング・マン」あたり。
そして「悪魔を憐れむ歌」(Sympathy for the Devil)は、アルバム「ベガーズ・バンケット」のオープニングに登場した。
このピーク時、ブライアン・ジョーンズの謎の死があった。
リーダーであったブライアン・ジョーンズに解雇を言い渡したキース・リチャードとミック・ジャガーには、それ相応の決意があったと思われる。
ブライアン・ジョーンズの死が、この「悪魔を憐れむ歌」は重なり、他殺説が永く続いた。
この他殺説を基に「ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男」も映画化された。
ストーンズとしての危機感が曲に表れ始めたのは、やはり「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」あたり。
この曲のベース・ラインにはキース・リチャードの注文がかなりあったようだ。
そして「悪魔を憐れむ歌」では、ついに自らがベースを弾く。
キース・リチャードの感性とブライアン・ジョーンズの才能がストーンズの中で火花を散らしていたのは、当然。
今日は「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」のベース・ラインをじっくり聴いて下さい。
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