オールディーズは団塊の世代のある種の"洗礼音楽"か!?
1950年後半から1960年代前後のロックを、正確に言うのならば「オールディーズ」と言う。
プレスリー、ニール・セダカ、ポール・アンカ、デル・シャノン、この人達が中核を成す。
暗いイメージのデル・シャノン。
明るく陽気なニール・セダカ。
甘いラブ・ソングのポール・アンカ。
プレスリーは反抗的で、ジェームス・ディーンと重なる。
ニール・セダカが1961年(昭和30年)に発表した「すてきな16才」。
原題は「Happy Birthday Sweet Sixteen」(作曲はニール・セダカ)。
16才が素敵なんだ!! つまり日本での高校1年生。
その頃、日本の歌謡界では舟木一夫が「高校3年生」をヒットさせて、"高校生"ブームでもあった。
早く高校生になりたい!と、きっと皆も思ったに違いないが…。
ニール・セダカは他にも、「カレンダー・ガール」と、とてもポジティヴな曲が日本人に受けた。
当時、日本でもアメリカのポップスを唄う若い歌手(シンガー)が登場してくる。
日本では、弘田三枝子がズバ抜けて歌唱力があった。(昨年、心不全で他界)
敗戦国の日本で、ようやく元気の出てきた大人。そして貧しい少年少女達が徐々にアメリカという大国の、憧れるべき音楽カルチャーに色気づいていくことも良し、と知り始めるロックンロールのリズムにより。
ラジオからはニール・セダカの曲が。
テレビでは弘田三枝子の唄が。
未だビートルズのデビュー以前の、日本の若者には、これはこれで"素敵な音楽"でもあった。
※いわゆる団塊の世代には、この当時に様々な音楽が洗礼を受けて、デモクラシーをも育っていたことになる。
ニール・セダカと弘田三枝子の日米対比の「すてきな16才」を聴いてみよう。
まずニール・セダカから
そして、弘田三枝子
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