東ドイツの暗い時代を描いた音楽映画、である
ドイツの作る映画は、実に暗い。
東西冷戦とナチス。そして統一後の、東ドイツにおける社会問題。
明るく娯楽的な作品を作ることは、許されない歴史があるからなのだろうが…。
が、ドイツの問題はドイツで解決するべきで、日本人としてはドイツの問題まで背負い込みたくない。
この作品「グンダーマン・優しき裏切り者の歌」は、東ドイツの秘密警察のスパイとして活動していた、シンガー・ソングライター、ゲアハルト・グンダーマンの生き様を描いたドラマ。
"ドイツのボブ・ディラン"と言われていた時期もあるそうだが、それは言い過ぎではなかろうか?
1990年の東西ドイツ統一後に、自分自身の行動に自問していくことになるが…。
東ドイツという国が、決して良くはなかったことだけでも知っておくべきか。
作品「グンダーマン・優しき裏切り者の歌」
(2018年、ドイツ作品)
監督/アンドレアス・ドレーゼン
出演/アレクサンダー・シェアー、アンナ・ウィンターベルガー、他
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