「お答えソング」って知ってるかな? 日本のGS界でもあったんだ
1966年7月1日に発売された日本のグループ・サウンズ、ザ・サベージの「いつまでも いつまでも」というヒット曲。
ザ・サページは後の「ルビーの指環」をヒットさせた寺尾聡から所属していたフォーク・ロック・グループ。
大学生グループで、この時代はプロになるか、それとも"カタギ"になるか、選択に迷った人も多かった。
「歌唄うのに、学歴いらんじゃろ~」と言う風潮があった。
が、音楽するのも「学歴ある方がカッコいい」
という風潮も出て来ていた。
この「いつまでも いつまでも」は、とてもギター・コードが簡単で…。
♬そよ風が僕にくれた かわいいこの恋を♬で始まる。
♬夏の日の海にように澄んだ君の瞳♬が2番で始まる。
3番は♬木枯らしが僕のかわいい あの娘もつれてった♬
つまり恋が始まり、そして季節と共に終わる。そんなセンチメンタルな曲だ。
この曲の中に「いつまでも」という言葉が11回出てくるから、「いつまでも」の印象がとても強い。
これもお答えソング(昔は「お答えソング」というのがあって)が、ザ・スパイダーの「いつまでも どこまでも」。1967年10月25日にシングル盤発売されている。
こちらは「どこまでも」と「いつまでも」が沢山出てくる。
作詞は、こちらが佐々木ひろと。
ザ・サベージの「いつまでも いつまでも」の作詞が佐々木勉。"佐々木"が同じなので「お答えソング」であるのは、明らかだと思う。
日本では「お答えソング」という文化は育たなかったが、アメリカでは「キング・オブ・ザ・ロード」に対して、「クィーン・オブ・ザ・ロード」など、かなりその手の"ハグ"のような文化があった。
ビートルズの「オール・ユー・ニード・イズ・ラブ」に対して、ストーンズの「ウィ・ラブ・ユー」がお答えソングだ。
それではサベージの「いつまでも いつまでも」とスパイダーズの「いつまでも どこまでも」を続けてハイ!
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