波多野菜央に関する第12章⑤ TVの人気タレントは罪作りだ。 本物志向のミュージシャンが、実はやはりとてもカッコいい!!
ビートルズに対抗して、アメリカではオーディションをして、コンピューターで人気の出るメンバーを選出して結成されたのがザ・モンキーズ。
TV番組「ザ・モンキーズ・ショウ」と、レコード販売を連動させての、当時としては珍しい試みが行われた。
モンキーズのヒット曲としては、日本の忌野清志郎も唄った「デイドリーム・ビリーバー」が一番だろう。
個人的には「ワーズ」(邦題は"恋の合言葉")が好きだったが。
ヴォーカルのディヴィ・ジョーンズが、小柄なやや濃い顔。でも童顔っぽく、日本でも女性に受けた。
この時代はアイドルっぽさで売るか、男っぽさで売るか、の未だ時代でもあった。
日本では、タイガーズのジュリー(沢田研二)が出て来て、唄よりもルックスになってしまった。
レコード会社も、一生懸命にウレる顔のシンガーを探した。
テレビが音楽界を変えてしまった。それはある意味、商業的になったとも言うし、本物志向よりも、売れたが官軍的な、株式会社の安易な選択でもあった。
考えてみると、"テレビは罪作りな道具"である。
唄が上手よりも、見た目がいい。下手と分からないアイドルが続々と出現した。
もちろん音楽の勉強やら学校を出ていなくても良し!!の時代だ。
タレント派と超実力派、そして超個性派が、しのぎを削っている音楽界。
「わやくちゃ」という言葉があるが、正しく「わやくちゃ芸能界、音楽界」は令和に来ても続いている。
一方では少人数ながら、地方のライブハウスでジャズやブルースのシンガー・ソングライターが懸命にシコシコやっている。もちろんプロもいる。
だから地方のライブ・ハウスを盛り上げたい、という人が沢山いるわけだ。
いつか見直される時代が来る?来ないかもしれないが。
一生懸命にやっているミュージシャンはいる。
小倉のジャズ・ライブハウス「BIG BAND」の田部さんを筆頭に。
そしてシンガー・ソングライターの波多野菜央も若くして根性がある。
0コメント