クラプトンはヴォーカリストとして大成したが、その前はギタリストだったのだ!
ロック・アルバムの名盤のひとつに数えられることの多い「いとしのレイラ」(原題はLAYLA and other assorted love songs)。
エリック・クラプトンが「クリーム」解散後の「デレク・アンド・ドミノス」在籍時に発表したアルバム。
アルバムの中でギター・プレイヤーから当時、話題になっていた曲が「いとしのレイラ」。
「クラプトンとデュアン・オールマンとのギター・バトルがすさまじい!」と。
「クラプトンはデュアン・オールマンに早弾きが負けたんだ!」とか、ギターの早弾きを競い合うのが当時のギター少年達の"流行"だっただけに、このアルバムの「いとしのレイラ」は、当時のライブ・ハウスやロック喫茶でよくかかっていた。
クラプトンがギター弾きから、ヴォーカリストへのある種の方向転換を図ったのは、この「いとしのレイラ」からだ、と言う人もいたが…。
クラプトンも色恋の多いギタリストだった。
ジョージ・ハリスンの妻へ捧げたのがこの「いとしのレイラ」。
このアルバムは1970年の作品。
ラヴ・メッセージ色の濃い内容だが、他にも当時、クラプトンは好きな女性が他にもいたと。
結局、恋多きクラプトンは、想いを唄に託した方が、音楽に"生きる"ミュージシャンらしくと自分らしさをその後に取り戻したのかもしれない。
ギタリストも70年代になると、クラプトン以上である"人々"が登場してきたことも、クラプトンにとっては"転機"として働いたのかもしれない。
アルコールやドラッグ漬けになって、70年代のクラプトンは、弱い男としての"魅力”を放っている。
ロックやブルースにとことん自分が浸るには、白人である場合は、恋いこがれる弱い男に自らをおとし込むことも、手段のひとつだったのかもしれない。
そんなクラプトンがギタリストとして輝いていた頃の曲。名曲「いとしのレイラ」を聴こう!
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