日本に初めて来日した英国のグループはザ・アニマルズ

イギリスのロック・グループで、最初に日本公演を行ったのがアニマルズ。
1964年の6月だ。
 
いわゆる"ブリティッシュ・ビート"(リバプール・サウンドと当時は一括して呼ばれていた)の、日本初上陸だ。
 
彼らのデビュー曲は「ベイビー・レット・ミー・テイク・ユー・ホーム」(全英で21位)。
有名な「朝日のあたる家」は2枚目のシングルだ。これが英米で1位になる大ヒット。
 
アニマルズは米国よりも英国での人気。評価が高かったグループだ。
 
これはアニマルズのメンバー、そして音楽、スタイルがアイドル的でなかったことが要因しているのだろう。
 
アメリカで売れるグループは、やはりアイドル性が強く、ルックスが重要視されることに耐えうることが一番だった。
 
日本においても、ビートルズはアイドル性があり、ストーンズでも、やがてアイドル性がでてきた。
 
アニマルズのようなブルース色が強く、男っぽさ、荒っぽさを売り物にするグループは、やはりマイナー的になってしまう。(残念ながら)
 
アニマルズは初期のメンバーは解散して、エリック・バードンを中心としたグループが、その後活動を続けていく。
 
ベーシストのチャス・チャンドラーは、ジミ・ヘンのマネージャーとして彼をサポートしていく。
 
アラン・プライスは当初からアニマルズのマネージャーの秘蔵っ子だったと言われる。
 
アニマルズのヒット曲においては、すべてアラン・プライスのクレジットが優先されていた。
 
さて、アニマルズとしてのラスト・シングルにはなる「炎の恋」を聴いてみよう。
英国では6位、米では12位までチャートされた。その後はエリック・バードン&ザ・アニマルズとなる。

Oimachi Act./おい街アクト

北九州からお届けするエンタメ情報発信サイト。 ひとくせある編集部からクセのある情報を公開!!エンタメ多めに関してはあしからず。更新情報は公式Twitter(@oimachiweb)にてお知らせ。