暗い唄を受け入れる土壌が日本にあるのか!?

フランスの"ダンディズム""ニヒリズム""デカタンス"を骨頂としたフィルム・ノワールが、日本人に受けたのは、日本人の精神風土に根ざす"暗黒性"に共鳴したからかもしれない。
 
フランス映画「仁義」「フリック・ストーリー」「サムライ」「真夜中の刑事」を絶賛する映画ファンは多かった。「影の軍隊」もあった。
 
こういった映画を好むのは、どちらかというと男性が多く、女性はアラン・ドロンがカッコ良く感じても、映画までは観たいと思わないだろう。
 
日本の暗い歌が60年代後半から、70年代前半にわたり、多く誕生した。
 
個人的にメロディーも覚えていて、自然と耳に入ってしまった曲が3曲ある。
 
ザ・ブルーベル・シンガーズの「昭和ブルース」(山上路夫作詞・佐藤勝)。
この歌は天地茂も唄っている。
 
もうひとつが「夢は夜ひらく」。
元々は練馬少年鑑別所で唄われていたもの、沢山の人が唄った。
 
中でも緑川アコの「夢は夜ひらく」。
緑川アコも戦後、多かったハーフの女性。
 
最後が「昭和枯れすすき」。これはさくらと一部が一般的。山田孝雄作詞。むつひろし作曲。
 
ザ・ブルーベル・シンガーズというのは本来はフォーク・グループだった。
 
が、「昭和ブルース」を何故か、唄っていた。
とにかく、暗い。
今日はこれを聴いてみよう!

Oimachi Act./おい街アクト

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