映画「ベニスに死す」の功罪
原作がトーマス・マン。
監督がルキーノ・ヴィスコンティ
出演はダーク・ボガード/ビョルン・アンドレセン
このビョルン・アンドレセンはスウェーデンの俳優で、美少年役で知られた。
今は67歳。あの美少年の面影は今は無し。
映画は「ベニスに死す」。1971年に公開されたアメリカ資本のイタリア。フランスとの合作映画。
"美少年"の素晴らしさや美しさが僕は解からないので、この映画を観ることもなかった。
この美少年を演じたのは、ビョン・アンドレセンが15才か16才の時。
このダーク・ボガードは同性愛者であった。
ルキーノ・ヴィスコンティも多分にその"少年愛"の傾向があったのだ、と思われる。
ダーク・ボガード演じ役は、作曲家のマーラーであると言われる。
マーラーの交響曲が作られて、「ベニスに死す」のサントラとしての方が知名度が高かったくらいだ。
この"美少年"をマンガ家の竹宮恵子も作品に取り入れることになり、今日まである美少年ブームは、そんな女性マンガ家の世界が根底にあるらしい。
「美少年」=「天草四郎」と日本では言われるモノが作られてきた。
その天草四郎の美少年ぶりを奈落の底につき落としたのが「ベニスに死す」だ。
美少年=女形=シスター・ボーイ=男性の永久脱毛と、僕は結びつけてしまう。
日本の少女マンガ家が、やり過ぎたんじゃないの。今は思ってしまう。
男性は美しい少年よりも、美しい女性を求めるべきだ。
女性は美しい少年より、たくましい男性を求めるべきだ。(これは僕の時代だから)
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