ロックのスピリチュアルはまだ健在なのだ!
1976年11月25日に行われたザ・バンドの解散コンサートを、マーティン・スコセッシ監督がドキュメンタリーとして収めた映画。
ザ・バンドは元々はカナダのロック・バンド。
約16年間にわたる演奏活動に終止符を打つことにし、ロビー・ロバートソンが製作を思いつき、マーティン・スコセッシに監督を依頼した。
1969年に、いわゆる純粋なロックが終わったとされ、70年代に入り商業ロックがビジネスとして台頭していく。
ザ・バンドもそんな時代を反映して、演奏活動にピリオドをうった。
これはロック・ジェネレーションのひとつの時代の終わりを告げた映画でもある。
ドキュメンタリーとして残すために、ゲストも多彩。
ロニー・ホーキンス、ドクター・ジョン、ニール・ヤング、ニール・ダイヤモンド、ジョニ・ミッチェル、ポール・バターフィールド、エリック・クラプトン、エミルー・ハリス、ヴァン・モリソン、ボブ・ディラン、リンゴ・スター、ロン・ウッドなど。
本場アメリカでロック・ジェネレーションが終わりを告げた。
まして日本にROCKが根付く訳ない…。
イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」がリリースされたのがやはり1976年。
「ホテル・カリフォルニア」が"ウェスト・コースト"のスプリッツを終わりを告げた‼と当時、言われていたが、これに反論するミュージシャンが沢山いたことを、今になって知る。(何たる誤った情報が当時、流れたことか!)
「ウエスト・コーストは今尚、ROCKのスピリチュアルで溢れている」と言い切ったのは、ザ・バーズのロジャー・マッギンやジャクソン・ブラウン。
こんな話を聞くと、まあレコード会社の情報なんていうのはいい加減なものだと、新たにROCKを聴き直してみようと思ったりもする。
売れているミュージシャンのいいイメージになるような報道しかされない。信じるな‼騙されるな!
ROCK好き達よ!
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