ロシアのダンサーがまるで旅芸人のように北九州にも来ていた。それをビジネスにしていたのが元・市の職員だった。あきれる話!
東西冷戦下の東ドイツを舞台にした人間ドラマがいろいろある。
冷戦下の東ドイツで上手に生きていくことに憧れていた人は、ベルリンの壁崩壊後、それまでの安定した生活が一変し、息苦しいそれからの社会に耐えきれずに命を絶つ。
こんな作品も作られている。
日本人には実体験がないのでエラそうなことは言えない。
ただし今のロシアを考えると、日本の人達は社会主義的な国家には耐えられるはずがないだろうし、かと言って日本人が戦争の出来る国民ではないことを考えるのと、アメリカに頼るしかない所まで落ちてしまっている。
2012年の作品である「東ベルリンから来た女」を改めて観ると、この作品は安っぽい映画ではない。
主演のバルバラ(ニーナ・ホス)と医者としての生き方を東ドイツで天職としてやり遂げようとするアンドレ(ロナルド・ツェアフェルト)の東ドイツにおける生き方が、互いに交差する。医者としての2人の立場をやがて向上していく、いい関係の男女の関係を描いている。
ヒューマニズムを縦軸に、東ドイツからの脱出、医者としての求められている己の立場、厳しい監視下の当時の東ドイツの様。
こういったエッセンスが巧みに絡み合って、素晴らしい映画は出来あがっている。
フリスティアン・ベッツォルト監督が1960年生まれのドイツ人らしく、祖国に愛情を持って描いている。
日本の医学もその昔はドイツ医学であった。
高専生は英語よりもドイツ語が必修科目であった。
それが、すべて変わってしまった。
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