グッド・バイ!ジョン・カーペンター監督
ホラー、オカルト、アクション、SF、クライムサスペンス、エロティック、…。
北九州は昔からドラマがヒットせず、もちろん恋愛映画も弱かった。
とにかく残酷なオカルトやホラーやアクションなら全国平均以上に興業が成功する。
そしてヤクザ映画は邦画も洋画も強かった。
北九州の土地柄なんだ、これは。
レンタル・ビデオ・ショップのジャンル分けは、かなり間違ってされている。とんでもない作品がとんでもないコーナーに入ったりしている。
これも仕方ないのかも…。
フランス映画、イタリア映画、スペイン映画、…。こういったジャンル分けを望んでいる人も多いはずなのだが…。
今日はジョン・カーペンターという、その昔、SFチックなホラー映画で人気のあった監督の最新作を観たので、その話を。
タイトルは「ザ・ウォード/監禁病棟」。
「鬼才ジョン・カーペンター監督。10年ぶり、待望の新作!」。
こんなコピーが、懐かしの"あの時代"への回帰を促す。
「遊星からの物体X」「ハロウィン」「クリスティーン」「ザ・フォッグ」…と、手法が古典的であったので、傑作を生み出すことが出来たのだろう。
今回の作品は、訳が分からない。
今のデジタルのホラー、オカルトの量産の時代には、ジョン・カーペンターもただの監督としか言いようがないほどの、作品に埋められきっていしまっている。
今後、ホラーやオカルトの名作が出来るとは考えられない位に、量産化され過ぎて、どれもこれも似たりよったり。
映画はつまらなくなっている。
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