バーズの中のアルバムで低評価。だが、新鮮さも今聴くと感じる。

バーズのアルバムの中でも評価が低いのが、1971年発表の10作目アルバム「バードマニア(Byrdmaniax)」。
 
このアルバムからは正式にスキップ・バッティンがベーシストとして加入した。
ロジャー・マッギン、クラレンス・ホワイト、ジーン・パーソンズに彼が加わり、後期のバーズがスタートした。
 
確かにアルバム全体を通して聞くと、決して評価は高くはないだろとは思うものも、どうしようもない程にダメなアルバムではない。
むしろバーズの中のアルバムとしては"異色"で、目新しく感じる。
 
ツアーの合い間をぬってのレコーディングだっただけに、プロデューサーがキーボード、ストリングス、ホーンセクション、女性コーラスを勝手に入れてしまった。
 
それ故にロジャー・マッギンは不本意であっただけに自ら本アルバムを酷評したこともあり、評論家も評価を下げた。
 
が、今聞いてみると、とてもバーズらしからぬアルバム。それが功を成している。
 
「グローリー・グローリー」はゴスペル・ソングでバーズ風に演っている。
このアルバムの中での目玉となる曲がない為に、評価を落としてのでもあろう。
が、とても面白いアルバムでもある。
 
聞いて欲しい。「グローリー・グローリー」を。

Oimachi Act./おい街アクト

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