日本の立ち位置を考えることも必要。 映画「アンノウン・ソルジャー/英雄なき戦争」を観た。

1941年、前の年にソ連との侵略戦争に破れたフィンランドは、領土を一部失った。
ソ連から領土を取り返すためにソ連に進攻し、"継続戦争"が勃発する。
フィンランド400万の人口に対し50万人の軍隊を組織し、強大なソ連軍に歩兵中心の戦いを挑んだ。
 
この戦争は、現在世界各国で起こっている紛争のルーツともいえる戦争だ。
 
本国フィンランドではこの作品が大ヒットした。
当初、ドイツとフィンランドは連携してソ連と戦うこととなったが、ドイツは本気で(?)と思えるような力の入れ様で、フィンランドはソ連に破れてしまう。
 
フィンランドの大敗であったが、ソ連が今度はドイツを相手に連携して戦うのであれば、という条件を出すことで、フィンランドは祖国を戻すこととして、ドイツと戦うことになる…。
 
小国の命運を賭けた戦いは、大国間の狭間において、その未来を、探ることで、祖国を守らなければならない。
 
フィンランドという小国の"在り方"は、日本の現在を考えることに繋がる。一見の価値あり。
 
2019年作品。「アンノウン・ソルジャー・英雄なき戦争」。フィンランド作品。監督アク・ロウヒミエス 出演エーロ・アホ、 ヨハンネス・ホロパイネン、他。

Oimachi Act./おい街アクト

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