好きな人の為に曲を作り、唄を上手に歌いたい! こう思うことは、男ならあるよ。

この「おい街アクト」で、僕の知る範囲での音楽に関してのコラムやエッセイは書き尽くしたと、近頃思うようになった。
欲しい音源がもうないのだ。
欲しいモノはすべて買い集めた。
 
少し路線を変えて、音楽を絡めて書かねばなるまい。
 
アルバムを通して聴くことの必要性を今の時代は感じない。
 
いい曲だけ。好きな曲だけを聴く。これが一番音楽を楽しめるのだ。
そういった意味では、音楽発信は、昔のシングル盤を買う行為、聴く行為に似ていると思う。まるでラジオの「今週のポップス・ベスト10」を楽しむように。
 
アルバム・コンセプト…(?)。
 
これはこれで「あり」としても、リスナーの一人のキャパを超えてしまう。いづれは。
 
音楽の楽しみ方を、令和になって変える、僕は。
 
10代、20代に聴いた音楽の良さは、レコードのアナログの音が良かったから。
 
そして、アルバムを通して聴く行為を必要としない僕に、単発的ヒットで、良い曲が沢山あったから、と理由を考える。そして、やはりラヴ・ソングが良かったのだ。
 
そして10代、20代の未熟さで、必死に青春、人生を成就しようとした虚しさ、自分を上手に表現できないことへのジレンマ。そんなことから起こる将来への不安感と、それを打ち消そうとするモガキ。これが"若さ"なのだ。恋とは何か?これを知らないままに大人になっていくのだ。
 
青春の味は決して爽やかではないのだ。
苦味潰したマズいビールのような味こそ青春の味なのだ。
 
恋に落ちる。相手を愛する自信がもてない。
きっと素敵な人なのだろうが、自分の進むべき道が解からなくなった時、その恋人の存在が辛くなる。
こうして若い男女は、別れる羽目になる。
 
彼女は「何を考えているか解からない」と僕に言った。
 
僕も、実は自分が解からなくなってしまっていた…。これを上手に言えなかった…。
 
そんな時には、
こんな曲が合うかな?
 
「貴方にひざまついて」
Byジャンニ・モランディ。

Oimachi Act./おい街アクト

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