昭和世代からの贈る言葉

昭和の時代の話だ。アメリカ映画「ウエスト・サイド物語」というミュージカル映画があった。
この映画に関して当時、「私は15回観ました」「私は17回です」。

こんな話がラジオから流れていた。

映画の価値や感動の度合いを観た回数で、誰かが言っていた。
今にして思うと、ミュージカル映画だったから、何度も観たのだろうと。踊りが好きな人には、たまらない魅力を与えたのだろう。

その後、「サウンド・オブ・ミュージック」も話題に。これもミュージカル。女性受けしたのだろう。
アメリカン・ニュー・シネマが創られ始めて、ミュージカル映画は消えていった。役者に求められる資質が変わったのだ。
個性、アクの強さ、演技力と。単なる2枚目スターは切り捨てらていった。
さて令和の時代には、イケメンのキレい顔が1番に返り咲いている。
これが日本だけだったら不安になる。だからツマラナイとか面白くない、演技が下手、声が小さいだのと、昭和世代は最近の邦画に対して厳しい採点をするのだろう。
演技派の役者よりアイドルを配した映画は、昔から興行的には成功しているが、楽な方へと流されやすい日本の芸能界、映画界の体質を絶えず懸念しないジャーナリストにも責任はある。

Oimachi Act./おい街アクト

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