女性観を変えた音楽が、キミにはあったか?

ロックの歴代、一番の名曲と今尚語られ続けている曲。
イギリスのプロコル・ハルムの「青い影」(原題はWHITER SHADE OF PALE)。
 
1967年に発表した彼らのデビュー・アルバムの曲。
ロンドンのオリンピック・スタジオで録音された。
 
原曲がJ.S.バッハの「G線上のアリア」とカンタータ「目覚めよ…」で、彼らが山ごもりを1ヵ月間で、作品を完成させた、という話。
 
この曲は原曲が「!?」だけに、誰の曲(ROCK)もかなわない。
 
歌詞は暗い。訳したい人は訳せばいい。
 
隠語がかなり含まれているので、あやふやでいいと思う。
切ない人生、悲しい人生、辛い人生、不平等な人生、冥土までに人生、むくわれない人生、宗教でも救われない人生、…。
 
宗教観、恋愛観、酒、ギャンブル、SEX、…。これらが物語を綴り、唄は、曲は流れる。
 
こんな曲にジーンとくるなんて、なんと僕は暗いのだろう。
 
この曲を好きになって、好みの女性が変わったような気がする。
 
もう、健康的な唄で明るい、幸せそうな女の子には、目も心もいかなくなった。
 
この「青い影」が、僕の女性の価値観を変えたのだ。
 
影のある、決して幸せではなかろうと思える女性、「女性も社会に進出しなければ!」と語る強い女性には縁がないとさえ思われた。
 
いわゆる明るい未来を夢見る高校生から10代の人、女子大生には、人生の陰りがない!
それは人間としての過ちに等しいのではないか!
 
こうして、影のある女性に魅かれていった。
 
喫茶店で働いているようなウエイトレス。なぜか60%の青春でしかないが、60%を80%にしてあげたい、そう思うことで、男と女の恋の形、大人へと一歩と近づいたような気がして、アウトロー的な青春こそ人間臭いと思い始めた。
 
この「青い影」にちょっとしたエピソードがある。
 
喫茶店で「青い影」がかかった。
この時、付き合い始めた女性とお茶をしていた。
 
僕が「この曲、いい。好きだ」と言った。
 
その女性は「黒人が歌ってるやん!」とバカにしたように言った。
その一語で、彼女が嫌いになり、別れようと思った。
 
「青い影」By.プロコル・ハルムえお聴いてください。
Oimachi Act./おい街アクト

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