令和食文化問答

昭和の九州の伝説になっているのが、小倉にあった「マヤ」のウインナー・コーヒーだ。

本店は小倉京町商店街に、支店は小倉駅に寄った京町にあった。
1日にコーヒー豆を13キロから15キロ消費していた。ウインナー・コーヒーとはオーストリアのウィーンの都市名を名前にしている。

濃いめのコーヒーに、生クリームをホイップして浮かべたコーヒーだ。
これには隠し味があった。生クリームに牛乳を加えてホイップする。
カップにあらかじめ濃縮ミルクを2ミリ垂らす。
まろやかさの隠し味だ。
コーヒー・カップは小さい。
デミカップより二回り大きく、濃いめのコーヒーを飲むためのカップで、これは特注品だった。
時給100円の時代に一杯が120円。
純喫茶と呼ばれる喫茶店は、ライスの軽食がメニューにはない。
トースト、サンドイッチ、ホットケーキ、フレンチトーストがあった。
これらの味は素晴らしく、一流であった。(続く)

曲は西田佐知子で「コーヒー・ルンバ」を。

Oimachi Act./おい街アクト

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