令和食文化問答

パスタ。
昔はスパゲティーと言った。

パスタ、それも釜揚げウドンではなく、釜揚げパスタの店が登場するのは、1970年あたり。
北九州では1975年か。
喫茶店でミート、イタリアン、ナポリタン(イタリアンもナポリタンも大差無し)のスパゲティーが人気メニューになるのは、1965年あたり。
温めた熱い鉄パンにジュージューのせられて出てくるスパゲティーが流行った。
この頃のホテル料理はフレンチが主流。
家庭ではケチャップをかけて、フライパンで炒めるスパゲティーが子供には御馳走の時代。
オーマイが熟れに売れ、パスタの麺には無知な日本人ばかりだった。
ファミレスではクリーム味やシーフードを使った、本格派的なスパゲティーが登場する。
喫茶店で広まり、やがてはイタリアンの店に吸収される。
イタリアン全盛期は35年前に始まる。
ホテルの料理もフレンチからイタリアンへと変わる。イタリアンは20年間の洋食主流時代を終えた。
(続く)

Oimachi Act./おい街アクト

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