好きだったけど、しっかりし過ぎた女の子。 こんな気持ち、わかるかな?
小学校4年生から、彼女が高校を卒業するまで家が近いせいもあり、縁は続いた。
彼女が就職して3、4年がたった頃のある晩、男性と一緒に家の近くを歩いているのを見た。
「〇〇君、今晩は!」と順調な人生を歩んでいるような、元気な声をかけてくれた。(多分、結婚するんだな、と解かった僕のこころ。)
小学校4年の時、彼女は東京から引っ越して来た。そしてクラスが同じに。
東京の子っぽいと、特別に目立つ子でもなかったが、色白でおとなしそうな…これが印象だった。
席も近くになったこともなく…。
なんなのだろうか。
授業中に目が合った。特に気にはしていなかったのに。その後も、視線を感じる。で、目が合う。そうして気になり始めた。
今考えてみると、僕を授業中に見ていたのは彼女で、僕はその視線を感じて見返していたのでは、そう思えてきたというより、解かってきたのだ。
一度だけ学校の帰りが一緒になった。照れ臭くて知った人に合わないことを祈ったが、会ってしまった(あちゃ~)。
その時が彼女に対する思いはピークだった、と記憶する。
相手から思われると、嫌われたくてわざとイジワルをした。
こうして小学校の3年間は終えて中学へ。
中学でも縁があったのか、クラスが一緒になった。
なんだか向こうの方が一枚上手で、いつも慈愛のような心で僕に接していたようだ。
家が近いせいもあり、よく家に訪ねて来た。僕は照れ臭くて…。母親とはよく話をしていた。
思い出すのが小学校6年の盆踊りの夜。近所の公園で、悪ガキが手を出してきたので、僕はやり返した。
それをその子の父親が見ていて、僕をなぐりに来た。
悔しい思いをしたが、「この子が先に手出した!」と何故か言えなかった。
その帰り、彼女も盆踊りに来て、その現場を目撃したのだ。
「〇〇君、どうしたん?」と、心配そうに声をかけてくれた。
そうお姉さんのような、母親のようなオーラのある女の子だった。
なんだかいつも手の平でころがされているようで…。
僕も彼女を好きになった時期(小学生4年の頃)があったことは間違いない。
男っぽくは、彼女の前ではなれなかった。
今日はビートルズの「恋のアドバイス」を。
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