令和食文化問答「占い師には欠かせない縁起物・鮎」①
このところ宮崎県延岡に住む、僕の信頼する社長さんから送られてきた鮎が、この北九州市、福岡市に住む知人の間でブームになっている。
占いを通じて知り合い6年が経つが、とても温かい方で、御縁を大切にさせていただいて、親交が続いている。
宮崎の鮎。で、鮎の話を綴りたい。
鮎の体調は川幅に比例する。
狭い川だと小ぶりな鮎。
広い川幅で育つ鮎は体長も20センチと長くなる。今の時期は雄の鮎。
秋からは産卵で雌のマコをもった鮎を食べることになる。
味が雄雌で違いがある。
雄を美味という方が多いが、マコの入った雌も侮れない味だ。
日本人は鮎が好き。
中国では鯉が好まれるとか。
鮎は年魚だから、四季による味の違いを噛み締めて食べてあげたい。
鮎の為にも、日本人としても。
鮎は「占いに魚」と国字にされたのが8世紀の「日本書紀」にみられる。
鮎が年魚。
そして占いには縁のある淡水魚(海水にも住む)。
水質の綺麗な川で生きる魚。
クセのない美味。
この北九州市には珍魚。
貴重で縁起の良い魚である。(続く)
0コメント