ドイツ映画の役者もまた個性的なこと!リリト・シュタンゲンベルグ。「ベルグ」はモロにドイツ語

ドイツ映画「アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏(おそ)れた男」(2016年作品)に出演していたリリト・シュタンゲンベルグ。
女装した男娼役が見事にハマっていたのが気になり、他の映画作品はないものか、と探した。
 
こうして調べていくうちに解かったのが、リリト・シュタンゲンベルグは女優であったこと、今年32歳になること。
 
見つかったのが「ワイルド・私の中の獣」。この作品は2015年。
たて続けに映画に出演したことになるが、こちらの方は主役として、そして女性としての役柄。
 
監督、脚本はニコレッテ・クレビッツ。この人は女優としても活動している。
 
映画は淡々と一人の美し女性、アニアを描いていくあたりで、女性監督としての感性を感じることが出来る。
この美しがとりとめのない"普通っぽい女性"が、ある日オオカミに出逢い、オオカミに恋愛感情を描いてしまい、何と!自宅マンションに連れ込むことに成功する。オオカミをだ。
 
普通っぽい女性が野性が目覚めさせていくとは!女性が男性に目覚めるだけではありきたり、といった監督の思惑が映画を少しグロクしていく。
 
ペット・ブームであえてオオカミを愛する女性を。その役にリリト・シュタンゲンベルグを起用した。オオカミを愛する女性が似合うし、どこか人間離れしてくる女性を地で演じているように思えてきた。
 
映画の中には女性監督らしい細かい演出が見られ、イキな小品として仕上がっている。

Oimachi Act./おい街アクト

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